今回は、映画にもなった「バーティミアス」シリーズを紹介するよ!ジン(妖霊)と魔術師のタッグが面白い!
「バーティミアス」シリーズ(ジョナサン・ストラウド)とは?
「バーティミアス」シリーズとは、英国小説家のジョナサン・ストラウドによる児童ファンタジー小説です。
とある人物に復讐をするために魔術師のナサニエルが妖霊のバーティミアスを呼び出して、復讐していくんですが思わぬ出来事に巻き込まれていきます。
バーティミアスのコメントが注釈として載っているのが面白くて、とても読み応えのあるシリーズです。
→ 公式サイト
今回は「バーティミアス」シリーズの読む順番についてご紹介いたします。
ファンタジー小説が好きな方へ
以下の記事は中学生向けになっていますが、大人でも楽しめるファンタジー作品がたくさんあります。
ぜひファンタジー小説が好きな方は、一度チェックしてみてください!
【読むのが止まらない】中学生におすすめファンタジー小説20選|魔法・RPG・ドラゴンなどの世界
「バーティミアス」シリーズの読む順番は?
「バーティミアス」シリーズは必ず順番に読んでください。
ナサニエルがどんどん成長していき、バーティミアスの関係性も変化してくるので、順番に読んだほうがより面白いです!
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バーティミアスシリーズの読む順番一覧(全9巻/完結)
No. | タイトル | 出版年 |
---|---|---|
1 | サマルカンドの秘宝 上 1 | 2003 |
1 | サマルカンドの秘宝 中 2 | 2003 |
1 | サマルカンドの秘宝 下 3 | 2003 |
2 | ゴーレムの眼 上 4 | 2004 |
2 | ゴーレムの眼 中 5 | 2004 |
2 | ゴーレムの眼 下 6 | 2004 |
3 | プトレマイオスの門 上 7 | 2005 |
3 | プトレマイオスの門 中 8 | 2005 |
3 | プトレマイオスの門 下 9 | 2005 |
バーティミアスシリーズ1
「サマルカンドの秘宝」
記念すべき第一巻目です。妖霊のバーティミアスと魔術師ナサニエルの出会い編。
ある時、エリート魔術師に馬鹿にされたナサニエルは、復讐をするためにバーティミアスを呼び出し、魔術師が首からかけている「サマルカンドの秘宝」を盗み出します。
しかし、それに気づいたエリート魔術師は必死に探します。なぜそこまで必死に探すのか、「サマルカンドの秘宝」とは一体なんなのか?
妖霊のバーティミアスと魔術師ナサニエルの会話がめちゃくちゃ笑えるので、ぜひ読んでみてください!
あらすじ
舞台は、魔法使いたちが支配する、現代のロンドン。魔法修業中の少年ナサニエルは、泣き虫だけど、負けず嫌いな12歳。少年は、ベテランの妖霊バーティミアスを呼び出した。目的は、邪悪なエリート魔法使いサイモンに復讐をするため、〈サマルカンドの秘宝〉を、盗み出すということ。
はたして、ヒヨッコ魔法使いのナサニエルとちょっとまぬけなバーティミアスのコンビは、〈秘宝〉を手に入れ、強敵サイモンをやっつけることができるのか?今まで誰も体験したことのない、子どもから大人まで夢中になれる新しい世界。
バーティミアスシリーズ2
「ゴーレムの眼」
ナサニエルが14歳になりました。1巻よりも増して生意気な少年になっています。
バーティミアスもしぶしぶナサニエルに従っているのですが、今回は「グラッドストーンの杖」をめぐる事件に巻き込まれていきます。
ぶっちゃけナサニエルが生意気すぎて人によっては読むのをやめてしまうかもしれませんが、次の3巻が実に素晴らしい作品なので我慢して読んでいただきたい巻です。
あらすじ
あのクーデターから2年。ナサニエルは14歳にして、国家保安省の補佐官になっていた。
このごろ多発している、魔術師をねらったレジスタンス事件を解決するため、ナサニエルは再びバーティミアスを召喚する。しぶしぶながら引き受けたバーティミアスだが、ついにある爆破事件の犯人をつきとめる。それはかつてプラハで目にしたゴーレムだった!
しかしゴーレムを影で操るものが、どうやらイギリス政府の要人の中にいるらしい。一方、少女キティがかかわるレジスタンスが墓荒らしをして、政府の大切な宝「グラッドストーンの杖」を盗み出す事件も発生した。
ナサニエルは、杖をもって逃走したキティを追跡する。バーティミアスの助けを借り、杖を奪い返そうとしたとき、そこに現れたのが骸骨姿のアフリート。さらには、巨大なゴーレムが!?「グラッドストーンの杖」をめぐって、三つどもえの壮絶なバトルがはじまる……。この戦いに最後に勝つのは誰?
そして、事件の背後にちらつく強力な黒幕の正体とは……?
バーティミアスシリーズ3
「プトレマイオスの門」
ついに最終巻になってしまいました。ここまで非常に面白かっただけあって、ここで彼らの物語が終わってしまうのは寂しいものです。
この巻は今までの物語全てをまとめるにふさわしい物語です。ネタバレになるので言いませんが、最後は驚きの展開が待ち受けています。
ナサニエルは子供ながら大人の権力闘争に巻き込まれてしまい、だいぶ性格が歪んでいましたが、この巻でようやく自分を一部取り戻していたような感じがします。
最後まで彼らの結末を見逃すことなく、ぜひ読んでみてください!
あらすじ
長びく戦争と魔術師の支配に、市民の不満は高まっている。
「サマルカンドの秘宝事件」「ゴーレム事件」での活躍により、ジョン・マンドレイクことナサニエルは情報大臣にまでのぼりつめた。政府の要人らしいふるまいもすっかり板についたが、あの日ゴーレムから自分を救うために死んだキティという少女のことがいつも頭をはなれない。いっぽう、ひとりロンドンに潜伏するキティは、変わり者の魔術師の屋敷で働きながら、『プトレマイオスの門』という古い本にヒントを得た“ある計画”を着々と進めていた。
ナサニエルに解放してもらえないバーティミアスの成分はもうぼろぼろ。古い友人との思い出をなつかしむ日々だ。
そんなある日、初めての相手に召喚された。ペンタクルに立っていた人物はなんと―。この展開、このラスト、この感動…史上最強ファンタジー3部作ここに完結。
まとめ
このシリーズは、私が子供の頃にどハマりしてずーーーっと読んでいました。
なにしろ主人公が性悪で読者は共感ができないタイプです。当時の数ある作品の中でも珍しい主人公で、逆に新鮮でかなり面白かったです。
2003年からスタートした作品なので少し古いですが、今読んでも全く面白さは変わっていません。
子供から大人まで楽しめる、名作ファンタジー小説です。この機会に手に取ってみてください!