五神教シリーズとは
五神教シリーズとは、著者のロイス・マクマスター・ビジョルドによって書かれた5つの神様がいる世界を舞台としたヨーロッパ風のファンタジー小説シリーズです。
現在は主人公が異なる二つのシリーズ(チャリオンシリーズ、ペンリックシリーズ)が展開されています。
今回は五神教シリーズについてご紹介していきます。
五神教シリーズの読む順番は?
大きな枠では、シリーズが2つあります。
基本的にはどちらから読んでも問題ないので、気になるものをご覧ください。
ただ、「チャリオンの影」と「影の棲む城」の二つは登場人物が関連してくるので、順番に読んでください。
①チャリオンシリーズ
こちらは三部作になります。
No.1〜3はそれぞれ主人公が異なりますのでご注意ください。
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | チャリオンの影(上) | 2007 | あらすじ |
1 | チャリオンの影(下) | 2007 | あらすじ |
2 | 影の棲む城(上) | 2008 | あらすじ |
2 | 影の棲む城(下) | 2008 | あらすじ |
3 | 影の王国(上) | 2012 | あらすじ |
3 | 影の王国(下) | 2012 | あらすじ |
②ペンリックシリーズ
こちらは3つの長編からなるシリーズです。
主人公は魔術師のペンリックという男性です。個人的にはこちらのシリーズのほうが面白いのでおすすめだったりします。
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | 魔術師ペンリック | 2018 | あらすじ |
2 | 魔術師ペンリックの使命 | 2021 | あらすじ |
3 | 魔術師ペンリックの仮面祭 | 2023 | あらすじ |
五神教シリーズの原書一覧
①チャリオンシリーズの原書一覧
No. | タイトル | 出版年 |
---|---|---|
1 | The Curse of Chalion | 2001 |
2 | Paladin of Souls | 2003 |
3 | The Hallowed Hunt | 2005 |
②ペンリックシリーズの原書一覧
英語圏だと「Penric & Desdemona」というシリーズになります。
翻訳本はまとまっているんですが、原書は中短編がそれぞれ発売されている形です。
No. | タイトル | 出版年 |
---|---|---|
1 | Penric’s Demon | 2015 |
2 | Penric and the Shaman | 2016 |
3 | Penric’s Fox | 2017 |
4 | Masquerade in Lodi | 2020 |
5 | Penric’s Mission | 2016 |
6 | Mira’s Last Dance | 2017 |
7 | The Prisoner of Limnos | 2017 |
8 | The Orphans of Raspay: A Penric and Desdemona novella in the World of the Five Gods | 2019 |
9 | The Physicians of Vilnoc | 2020 |
10 | The Assassins of Thasalon | 2021 |
11 | Knot of Shadows | 2021 |
五神教シリーズ1
「チャリオンの影」
あらすじ
戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国に戻ってきたカザリル。
運良く少年の頃に仕えたバオシア藩で、国主の妹イセーレの教育係兼家令に任ぜられた。だが、イセーレが弟と共に宮廷に出仕することになったため、カザリルも否応なしに陰謀の渦に巻き込まれることに…。
五柱の神々を崇める国チャリオンを舞台にした、ビジョルドの異世界ファンタジー三部作開幕。
五神教シリーズ2
「影の棲む城」
あらすじ
チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。
元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は?このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか…。
耐えられなくなったイスタは、わずかな供だけを連れ、巡礼の旅に出た。『チャリオンの影』に続く“五神教シリーズ”。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞受賞。異世界ファンタジーの金字塔。
五神教シリーズ3
「影の王国」
あらすじ
聖王の第三王子が死んだ。手篭めにしようとした侍女に殺されたらしい。
遺体を都に運ぶため派遣されたイングレイは、殺人者だという美しい娘イジャダを見て驚愕する。彼女は古代ウィールドの戦士のごとく、豹の精霊を宿していたのだ。
自らも狼の精霊を宿すイングレイは彼女に興味を抱く。ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞受賞の『影の棲む城』に続く“五神教シリーズ”第三弾。
著
五神教シリーズ4
「魔術師ペンリック」
あらすじ
ペンリック・キン・ジュラルド19歳、兄が決めた婚約式のために町へ行く途中、病で倒れている老女の最期を看取ったのが、すべての始まりだった。
亡くなった神殿魔術師の老女に宿っていた庶子神の魔が、あろうことかペンリックに飛び移ってしまったのだ。おかげで婚約は破棄され、ペンリックは10人の人間とライオンと馬を経てきた年古りた魔を自分の内に棲まわせる羽目に。
魔はすべて庶子神に属する。魔を受け継いだペンリックは魔を制御すべく訓練をはじめるが……。中編3編を収録、ヒューゴー賞など5賞受賞の〈五神教シリーズ〉登場。
五神教シリーズ5
「魔術師ペンリックの使命」
あらすじ
ペンリックは、アドリア大公からセドニアのアリセイディア将軍に宛てた内密の手紙を携え、船でセドニア帝国に向かった。
だがなぜか港についた途端、間諜として拘束され、投獄されてしまう。自らの内に棲む庶子神の魔デズデモーナの助けで牢を脱出したはいいが、なんとか尋ねあてた将軍は既に捕らえられ、両目をつぶされていた。
最初から全てが将軍を狙った政敵による罠だったのだ。責任を感じたペンリックは医師と偽り、将軍の手当てを買ってでる。だが再び将軍のもとに敵の手が……。表題作を含む中編3編を収録。〈五神教シリーズ〉最新作!
五神教シリーズ6
「魔術師ペンリックの仮面祭」
あらすじ
庶子神祭目前の街ロディ。神殿で仕事をしていたペンリックは診療所から患者を診て欲しいとの依頼を受ける。
魔に憑かれて錯乱した若者がいるというのだ。ペンリックは魔を引き剥がす聖者とともに祝祭に湧く街に逃げた若者を追うが……「ロディの仮面祭」、海賊に囚われたペンリックが幼い姉妹と脱出を図る「ラスペイの姉妹」、軍で蔓延する疫病の原因を探る「ヴィルノックの医師」の中編3作を収録。
ヒューゴー賞受賞シリーズ第三弾。
まとめ
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