冬の王シリーズとは
冬の王シリーズとは、著者のキャサリン・アーデンによって書かれた14世紀のロシアを舞台し、一人の少女が凄絶な運命に巻き込まれていくファンタジー小説です。
14世紀のロシアの政治・生活様式・宗教観などの描写がとてもリアルで面白く、読み応えがある大人向けのファンタジー小説になっています。
個人的に2023年一推しのファンタジーで、ファンタジーが好きな方はぜひ読んでいただきたい作品です。
今回は冬の王シリーズについてご紹介していきます。
冬の王シリーズの読む順番は?(全3部作)
こちらはぜひ順番に読んでください。
主人公のワーシャがどんどん成長していき、周りのキャラクターと関係性を深めていくところが見どころです!
冬の王シリーズの読む順番一覧
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | 熊と小夜鳴鳥 | 2022 | あらすじ |
2 | 塔の少女 | 2023 | あらすじ |
3 | 魔女の冬 | 2023 | あらすじ |
冬の王シリーズの原書一覧(全3部作)
冬の王「Winternight Trilogy」というシリーズです。
ぜひ原書にも読んでみてください!
No. | タイトル | 出版年 |
---|---|---|
1 | The Bear and the Nightingale | 2017 |
2 | The Girl in the Tower | 2017 |
3 | The Winter of the Witch | 2019 |
冬の王シリーズ1
「熊と小夜鳴鳥」
主人公ワーシャが生まれる前から物語が始まり、時を経て彼女が一人の女性として大きくなってから彼女の運命が始まります。
ワーシャはおてんば娘としてすくすく育っていたのですが、彼女にはみんなに見えない悪魔が見える力がありました。
その力が、ワーシャの継母や一人の神父によって狂わされる村の運命を救うのでした。
ゆっくりと彼女らの生活が描かれていき、少しずつ歯車が狂っていくところが非常に面白い作品です。
1巻読んで面白いと思ったらぜひ次作も読んでいただきたいです。
あらすじ
領主の娘ワーシャは、精霊を見る力をもつ変わった少女だった。
だが生母が亡くなり、新しい母がやってきたことで、彼女の運命は一変した。継母は精霊を悪魔と言って嫌ったのだ。
さらに都から来た神父が村人の精霊信仰を禁じたため、人々を悪しきものから守っていた精霊たちの力が弱くなってしまった。ある冬、村を寒さと夜の魔物が襲った。ワーシャ精霊を助け、魔物と戦うが……。自由に生きようとする少女の闘いを描く、三部作開幕。
冬の王シリーズ2
「塔の少女」
あらすじ
壮絶な戦いの末に熊を封じたワーシャだったが、その代償はあまりに大きかった。
故郷に居場所を失った彼女は、冬の王に与えられた馬を供に男装をして旅に出た。盗賊にさらわれた少女たちを助けたことから、盗賊討伐に向かっていたモスクワ大公の一行に期せずして加わることになったが、そこには数年前に家を出た兄の姿が。
勇敢で聡明なワーシャは大公に気に入られるが……。運命に逆らい生きる少女の成長と戦いを描く、三部作第二弾。
冬の王シリーズ3
「魔女の冬」
あらすじ
モスクワの街を火事から救ったワーシャだったが、彼女を火事を起こした魔女と糾弾する民衆に捕らえられてしまう。
火あぶり寸前のワーシャの命を救ったのは、かつて故郷で縛ったはずの混沌の精霊、熊だった。だがワーシャは熊との共闘を拒み、彼女のために力を使い果たした冬の王が囚われている真夜中の国へ向かう。
そこで彼女を待っていたのは……。人間と精霊の架け橋となり故国を守ろうとする少女の運命を描く、感動の三部作完結。
まとめ
冬の王シリーズはファンタジー好きにはおすすめの作品です。
物語としてはゆっくり進むタイプなので、合う合わないがあるかもしれませんが、個人的には読み応えあって面白く読めました。
ぜひ読んでみてください〜!
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