今回はミステリー小説の大人気作家、アンソニー・ホロヴィッツについて紹介するよ!
アンソニー・ホロヴィッツとは
アンソニー・ホロヴィッツとは、1979年から活動しているイギリスのミステリー作家です。
「女王陛下の少年スパイ! アレックス」がベストセラーとなり、作家だけでなくドラマの脚本家としても一躍有名となりました。
彼の代表作として「名探偵アティカス・ピュントシリーズ」が上げられ、「カササギ殺人事件」や「メインテーマは殺人」などの作品は数々の賞を受賞している大人気ミステリーです。
今回はアンソニー・ホロヴィッツの作品やシリーズなどまとめてご紹介いたします。
アンソニー・ホロヴィッツ作の名探偵と人気シリーズ
こちらは日本で翻訳されているシリーズのみご紹介しています。気が向いたら本国でのシリーズもご紹介します。
①名探偵アティカス・ピュント
こちらは「カササギ殺人事件」で初登場する創作の中の名探偵です。
彼を創作したのは、アラン・コンウェイという作家です。(作中ではろくでなしの野郎と呼ばれています。)
ややこしいのですが、彼が書いた「名探偵アティカス・ピュントシリーズ」が事件と関係していく、という物語になっています。(「カササギ事件シリーズ」)
カササギ事件シリーズについては、以下でご紹介しています。
カササギ殺人事件シリーズ(アンソニーホロヴィッツ)の読む順番一覧|未完結
②名探偵ダニエル・ホーソーン
彼は元刑事で、訳あって現在はロンドン警視庁の顧問しています。
警察の案件を受けて捜査しているため、事件の際は証拠や尋問などいろいろと融通が効きます(半分無理やりかもしれません笑)
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズでは、相棒で作家のホロヴィッツと一緒に事件を解決していきます。
シリーズの中でもホーソーンの過去は未だ明かされていないことが多く、シリーズ10巻分かけて、謎が明かされていくようです。
個人的にめちゃくちゃ好きのキャラなんですが、唯我独尊で毒舌的なホーソーンは読み手を選ぶタイプみたいです。
シリーズの詳細は、以下でご紹介しています。
ホーソーン&ホロヴィッツシリーズ(アンソニーホロヴィッツ)の読む順番一覧|未完結
③女王陛下の少年スパイ!アレックスシリーズ
児童向け作品で、主人公はアレックスという少年です。
ある日突然アレックスの叔父が殺され、疑問に思っていたアレックスが何の因果か諜報員になることになりました。
少年スパイによってイギリスが救われる、というなんでもありな設定の作品ですが、ぐいぐい読ませてくるので面白いシリーズの一つです。
No. | タイトル | 翻訳出版年 |
---|---|---|
1 | ストームブレイカー | 2002 |
2 | ポイントブランク | 2002 |
3 | スケルトンキー | 2003 |
4 | イーグルストライク | 2003 |
5 | スコルピア | 2004 |
6 | アークエンジェル | 2005 |
④ダイヤモンド・ブラザーズシリーズ
こちらのシリーズも児童書で、兄弟が探偵として活躍する作品です。
13歳の弟ニックは、頭の回転が速くクールな少年。反対に兄のティムは元警察官の探偵をやっている、ドジなイケメンという設定です。
こちらも人気のシリーズですので、ぜひ読んでみてください。
No. | タイトル | 翻訳出版年 |
---|---|---|
1 | 危険なチョコボール | 2009 |
2 | 裏切りのクジャク | 2009 |
3 | 逆転のオークション | 2009 |
4 | 空とぶフランス菓子 | 2009 |
5 | 禁断のクロコダイル | 2009 |
⑤シャーロック・ホームズシリーズ
実はホロヴィッツは、コナン・ドイル財団から認められた作者だそうです。
なのでこのホームズも公式認定の続編みたいなシリーズになります。ぶっちゃけホームズとワトソンの違和感なくて、とても面白かった作品です。
No. | タイトル | 翻訳出版年 |
---|---|---|
1 | シャーロック・ホームズ 絹の家 | 2013 |
2 | モリアーティ | 2015 |
アンソニー・ホロヴィッツの全作品一覧
こちらは、アンソニー・ホロヴィッツの全作品を出版順にまとめています。(翻訳もののみ。原作は他サイトをご参考ください。)
最初のほうに翻訳されたものはほとんど児童書ですので、ご注意ください。
No. | タイトル | 翻訳出版年 | シリーズ |
---|---|---|---|
1 | ストームブレイカー | 2002 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
2 | ポイントブランク | 2002 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
3 | スケルトンキー | 2003 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
4 | イーグルストライク | 2003 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
5 | スコルピア | 2004 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
6 | アークエンジェル | 2005 | 女王陛下の少年スパイ!アレックス |
7 | 危険なチョコボール | 2009 | ダイヤモンド・ブラザーズ |
8 | 裏切りのクジャク | 2009 | ダイヤモンド・ブラザーズ |
9 | 逆転のオークション | 2009 | ダイヤモンド・ブラザーズ |
10 | 空とぶフランス菓子 | 2009 | ダイヤモンド・ブラザーズ |
12 | 禁断のクロコダイル | 2009 | ダイヤモンド・ブラザーズ |
13 | シャーロック・ホームズ 絹の家 | 2013 | シャーロック・ホームズ |
14 | モリアーティ | 2015 | シャーロック・ホームズ |
15 | 007 逆襲のトリガー | 2017 | ジェームズ・ボンド |
16 | カササギ殺人事件(上) | 2018 | アティカス・ピュント |
17 | カササギ殺人事件(下) | 2018 | アティカス・ピュント |
18 | メインテーマは殺人 | 2019 | ホーソーン&ホロヴィッツ |
19 | その裁きは死 | 2020 | ホーソーン&ホロヴィッツ |
20 | ヨルガオ殺人事件(上) | 2021 | アティカス・ピュント |
21 | ヨルガオ殺人事件(下) | 2021 | アティカス・ピュント |
22 | 殺しへのライン | 2022 | ホーソーン&ホロヴィッツ |
23 | ホロヴィッツ ホラー | 2022 | – |
24 | ナイフをひねれば | 2023 | ホーソーン&ホロヴィッツ |
まとめ
アンソニーの作品はまだミステリー小説しか読んでませんが、本格ミステリーでどれも読み応えがあるので非常に面白いです。
特にカササギシリーズなど、まさにクリスティ好きにはおすすめで、随所にパロディが組み込まれているので知っている情報と出会うと嬉しくなります。
まだ読んでない人はぜひ読んでいただきたい作家です!