ギデオン・フェル博士シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番一覧|全25巻完結済み

ギデオン・フェル博士シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番一覧|全25巻完結済み

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目次 非表示

  1. ギデオン・フェル博士シリーズとは
  2. ギデオン・フェル博士シリーズの読む順番は?(全25作品)
  3. フェル博士シリーズ1巻 魔女の隠れ家
  4. フェル博士シリーズ2巻 帽子収集狂事件
  5. フェル博士シリーズ3巻 剣の八
  6. フェル博士シリーズ4巻 盲目の理髪師
  7. フェル博士シリーズ5巻 死時計
  8. フェル博士シリーズ6巻 三つの棺
  9. フェル博士シリーズ7巻 アラビアンナイトの殺人
  10. 短編 妖魔の森の家
  11. フェル博士シリーズ8巻 死者はよみがえる
  12. フェル博士シリーズ9巻 曲がった蝶番
  13. フェル博士シリーズ10巻 緑のカプセルの謎
  14. フェル博士シリーズ11巻 テニスコートの謎
  15. フェル博士シリーズ12巻幽霊屋敷(旧:震えない男)
  16. フェル博士シリーズ13巻連続自殺事件
  17. フェル博士シリーズ14巻 猫と鼠の殺人
  18. 短編 パリから来た紳士
  19. フェル博士シリーズ15巻 死が二人をわかつまで
  20. フェル博士シリーズ16巻 囁く影
  21. フェル博士シリーズ17巻 眠れるスフィンクス
  22. フェル博士シリーズ18巻 疑惑の影
  23. フェル博士シリーズ19巻 死者のノック
  24. フェル博士シリーズ20巻 雷鳴の中でも
  25. フェル博士シリーズ21巻 悪魔のひじの家
  26. フェル博士シリーズ22巻 仮面劇場の殺人
  27. フェル博士シリーズ23巻 月明かりの闇─フェル博士最後の事件
  28. まとめ

ギデオン・フェル博士シリーズとは

「ギデオン・フェル博士シリーズ」とは、著者ジョン・ディクスン・カーの代表作の名探偵シリーズです。
ギデオン・フェル博士は250ポンド(113kgくらい)もある巨躯の持ち主で、文学、哲学、法学博士の称号を持ち、王立歴史学会会員の名誉顧問にまでなっている博識な男性です。

ジョン・ディクスン・カーといえば「密室殺人」が名物ですが、このシリーズもかなりの頻度で密室殺人が登場します。

有名作といえば、「帽子収集狂事件」や「三つの棺」などがあります。

今回は、「ギデオン・フェル博士シリーズ」についてご紹介いたします。
カーの他シリーズについては、以下の記事でご紹介しています。

ジョン・ディクスン・カーの作品一覧・シリーズまとめ【米国の密室ミステリー作家】
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アンリ・バンコランシリーズ(ディクスン・カー)の読む順番一覧|全6巻完結
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ヘンリー・メリヴェール卿シリーズ(ディクスン・カー)の読む順番一覧|全24巻完結
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ギデオン・フェル博士シリーズの読む順番は?(全25作品)

こちらのシリーズは、1話完結型なのでどれから読んでも問題ないです。
ただ、ギデオン・フェル博士の初登場回「魔女の隠れ家」は先に読んでもいいと思います。
後に登場する語り手のランボールと出会い編もこの巻でしたので、読むと一層面白いと思います。

また、このシリーズは絶版の巻が多いです。出版社様、何卒新訳or再販をお願いします・・・!

ギデオン・フェル博士シリーズの読む順番一覧

No.タイトル出版年あらすじ
1魔女の隠れ家1933 あらすじ
2帽子収集狂事件1933 あらすじ
3剣の八1934 あらすじ
4盲目の理髪師1934 あらすじ
5死時計1935 あらすじ
6三つの棺1935 あらすじ
7アラビアンナイトの殺人1936 あらすじ
短編ある密室(妖魔の森の家に収録)1938 あらすじ
8死者はよみがえる1938 あらすじ
9曲った蝶番1938 あらすじ
10緑のカプセルの謎1939 あらすじ
11テニスコートの殺人1939 あらすじ
短編軽率だった夜盗(妖魔の森の家に収録)1940 あらすじ
12幽霊屋敷(旧:震えない男)1940 あらすじ
13連続自殺事件(旧:連続殺人事件)1941 あらすじ
14猫と鼠の殺人1941 あらすじ
短編とりちがえた問題(パリから来た紳士に収録)1942 あらすじ
短編ことわざ殺人事件(パリから来た紳士に収録)1943 あらすじ
15死が二人をわかつまで1944 あらすじ
16囁く影1946 あらすじ
17眠れるスフィンクス1947 あらすじ
18疑惑の影1949 あらすじ
短編見えぬ手の殺人(パリから来た紳士に収録)1957 あらすじ
19死者のノック1958 あらすじ
20雷鳴の中でも1960 あらすじ
21悪魔のひじの家1965 あらすじ
22仮面劇場の殺人1966 あらすじ
23月明かりの闇─フェル博士最後の事件1967 あらすじ

フェル博士シリーズ1巻
魔女の隠れ家

記念すべきシリーズ1巻目。
今回の事件は、とあるしきたりに従ったスタバース家の長男が密室状態で何者かに殺されてしまいます。それをフェル博士と助手のランボールくんが調査をするんですが、最後の伏線回収が素晴らしい作品でした。
ホラーとロマンスが入り混じったミステリー作品で、かなり面白いです。

読んだ感想やネタバレはこちらから。

魔女の隠れ家(ディクスン・カー)のあらすじと感想|フェル博士シリーズ1巻目
魔女の隠れ家(ディクスン・カー)のあらすじと感想|フェル博士シリーズ1巻目

あらすじ
チャターハム牢獄の長官をつとめるスタバース家の者は、代々、首の骨を折って死ぬという伝説があった。

これを裏づけるかのように、今しも相続をおえた嗣子マルティンが謎の死をとげた。

〈魔女の隠れ家〉と呼ばれる絞首台に無気味に漂う苦悩と疑惑と死の影。
カー一流の怪奇趣味が横溢する中に、フェル博士の明晰な頭脳がひらめく……!

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フェル博士シリーズ2巻
帽子収集狂事件

あらすじ
“いかれ帽子屋”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。
ポオの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまた、その被害に遭っていた。

そんな折、ロンドン塔の逆賊門で彼の甥の死体が発見される。
古書収集家の盗まれたシルクハットをかぶせられて…。
比類なき舞台設定と驚天動地の大トリックで、全世界のミステリファンをうならせてきた、フェル博士シリーズを代表する傑作。

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フェル博士シリーズ3巻
剣の八

あらすじ
幽霊屋敷に宿泊中の主教が奇行を繰り返すという訴えがあった。

主教は手摺りを滑り下りたり、メイドの髪を引っ掴んだり…さらに彼はとてつもない犯罪がこれから起こると言っているらしい。

警察はその言葉を信じていなかったが、主教の言葉を裏付けるように隣家の鍵のかかった部屋で射殺体が発見される。
そして死体の側には一枚の不吉なタロットカードが!続出する不可解な謎にギデオン・フェル博士が挑む。新訳決定版

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フェル博士シリーズ4巻
盲目の理髪師

シリーズには珍しく、かなり笑えるコメディちっくなミステリー作品として仕上がっています。
江戸川乱歩はカー作品の中でそんなに好きじゃない部類だったそうですが、個人的にはかなり好きな作品です。

フェル博士は安楽椅子探偵役で、3巻の「剣の八」で登場した小説家のモーガンが船上内のドタバタ事件に巻き込まれる話です。面白いし、ミステリーとしても読み応えあると思います。

感想やネタバレはこちらから。

盲目の理髪師(ディクスン・カー)のあらすじと感想(ネタバレ)|船上の笑劇ミステリー
盲目の理髪師(ディクスン・カー)のあらすじと感想(ネタバレ)|船上の笑劇ミステリー

あらすじ
大西洋をイギリスに向かう豪華客船クイーン・ヴィクトリア号のなかでふたつの重大な盗難事件が、さらには奇怪な殺人事件が発生する。

なくなったはずのエメラルドがいつの間にか持ち主の手にもどったり、死体が消えたあとに〈盲目の理髪師〉が柄に描かれた、血まみれの剃刀が残っていたり。

すれ違いと酔っ払いのどんちゃん騒ぎに織り込まれる、不気味なサスペンスと意表を突くトリック。フェル博士が安楽椅子探偵を務める名長編!

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フェル博士シリーズ5巻
死時計

中々読み応えのある作品で、個人的には好みでした。
今回は遺体の側にはピストルを持った男性が佇んでおり、犯人だと思いきや、遺体を調べると時計の長針によって殺されていました。
おそらく最後の最後まで犯人が読めない、フーダニットの真骨頂です。

この作品の感想やネタバレはこちらから。

死時計(ディクスン・カー)のあらすじと感想|フェル博士シリーズ5巻目
死時計(ディクスン・カー)のあらすじと感想|フェル博士シリーズ5巻目

あらすじ
月光が大ロンドンの街を淡く照らしている。

数百年の風雨に黒ずんだ赤煉瓦の時計師の家、その屋根の上にうごめく人影。
天窓の下の部屋では、完全殺人の計画が無気味に進行している……。

死体のそばに、ピストルを手にした男が立っていたが……。奇想天外の凶器! 魚のように冷血な機略縦横の真犯人と対決するのは、おなじみフェル博士。

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フェル博士シリーズ6巻
三つの棺

フェル博士シリーズの中では一番有名な作品と言っても過言ではないでしょうか。「東西ミステリーベスト100」でも16位にランクインしてるほどの名著です。
物語はフェル博士たちが駆けつけた時には密室状況で、胸に銃弾を受けたグリモー教授が瀕死の状態で倒れていました。

しかし天候は雪にもかかわらず、犯人の足跡は一切残されていませんでした。
ハウダニット作品としても緻密に練られた名作だと思います。

この作品の感想やネタバレはこちらから。

三つの棺(ディクスン・カー)のあらすじと感想(ネタバレ)|フェル博士の密室講義
三つの棺(ディクスン・カー)のあらすじと感想(ネタバレ)|フェル博士の密室講義

あらすじ
ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。
やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。
居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた! しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!

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フェル博士シリーズ7巻
アラビアンナイトの殺人

あらすじ
ある夏の夜、ロンドンのウェイド博物館を巡回中の警官が、怪人物を見かけたが、その人物は忽然と消えてしまった。
しかも博物館の中には殺人事件が発生していた。
それはとんでもない大事件の発端であったが、未解決のままだった。
奇書アラビアンナイトの構成にならって、この事件を体験したロンドン警視庁のお歴々三人は、三者三様の観察力と捜査法を駆使して事件を物語る。
そして、その話の聞き手はギデオン・フェル博士である。

ユーモアと怪奇を一体にしたカーの独特な持ち味が、アラベスク模様のようにけんらんと展開する代表的巨編。フェル博士がみごとな安楽椅子探偵ぶりを発揮する異色作。

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短編 妖魔の森の家

収録作品:
・妖魔の森の家
・軽率だった夜盗
・ある密室
・赤いカツラの手がかり
・第三の銃弾

あらすじ
長編に劣らず短編においてもカーは数々の名作を書いているが、中でも「妖魔の森の家」一編は、彼の全作品を通じての白眉ともいうべき傑作である。

発端の謎と意外な解決の合理性がみごとなバランスを示し、加うるに怪奇趣味の適切ないろどり、けだしポオ以降の短編推理小説史上のベスト・テンにはいる名品であろう。ほかに中短編四編を収録。

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フェル博士シリーズ8巻
死者はよみがえる

あらすじ
冒険の末に南アフリカからロンドンへたどり着いた作家のケント。

だが、空腹に苦しんでいた彼は、ホテルで朝食の無銭飲食に及ぶ。

食べ終えた彼に近づいてくるスタッフ。

だが、観念した彼が告げられたのは、予想外の言葉だった――。

残酷不可解な殺人、2件の殺人現場で目撃された青い制服の男の怪……名探偵フェル博士が指摘した12の謎がすべて解かれるとき、途方もない真相が明らかに! 巨匠カーの独壇場たる本格長編が新訳で登場!

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フェル博士シリーズ9巻
曲がった蝶番

あらすじ
1年前、25年ぶりにアメリカから帰国し、爵位と地所を継いだジョン・ファーンリー卿は偽者であり、自分こそが正当な相続人であると主張する男が現れた。
渡米の際にタイタニック号の船上で入れ替わったのだと言う。あの沈没の夜に―。
やがて、決定的な証拠によって事が決しようとした矢先に、不可解極まりない事件が発生した!巨匠カーによるフェル博士登場の逸品、新訳版。

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フェル博士シリーズ10巻
緑のカプセルの謎

あらすじ
小さな町の菓子店で、何者かが商品に毒入りチョコレート・ボンボンを混入させ、死者が出るという惨事が発生した。
さらにその町の実業家が、自ら提案した心理学的テストの寸劇中に殺害されてしまう。

透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて。
不気味きわまりない犯行、甚だしく食い違う目撃者の証言。

読む者を驚倒させる、精緻にして大胆な結末とは? フェル博士の毒殺講義でも名高い傑作が新訳で登場!

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フェル博士シリーズ11巻
テニスコートの謎

あらすじ
雨上がりのテニスコート、中央付近で仰向けに倒れた絞殺死体。足跡は被害者のものと、殺された男の婚約者ブレンダが死体まで往復したものだけ。

だが彼女は断じて殺していないという。
では殺人者は、走り幅跳びの世界記録並みに跳躍したのだろうか?
“奇跡の”殺人に挑むのは、名探偵フェル博士。驚天動地のトリックが炸裂する巨匠の逸品!

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フェル博士シリーズ12巻
幽霊屋敷(旧:震えない男)

あらすじ
かつて老執事が奇怪な死を遂げた〝幽霊屋敷〟ことロングウッド・ハウス。
イングランド東部の歴史あるその屋敷を購入した男が開いた幽霊パーティーの最中、不可解極まりない殺人事件が勃発した! 

現場に居合わせた被害者の妻がこう叫ぶ。「銃を手にした人は誰もいなかった。銃が勝手に壁からジャンプして、空中でとまって、夫を撃ったの」
不可能犯罪の巨匠カーがその持ち味を存分に発揮した、フェル博士シリーズの逸品が新訳で登場!

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フェル博士シリーズ13巻
連続自殺事件

あらすじ
空襲が迫る1940年の英国。若き歴史学者は、スコットランドの妖気漂う古城ヘ旅立った。

遠縁の老人が亡くなり、一族の家族会議に招かれたのだ。老人は、城の塔の最上階から転落死していた。
その部屋は内側から鍵とかんぬきで閉ざされ、窓から侵入することも絶対に不可能。

だが、老人には自殺しない理由があった。それでは、彼に何が起きたのか?
名探偵フェル博士が不気味な事件に挑む! 巨匠カーならではの逸品が新訳で登場。

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フェル博士シリーズ14巻
猫と鼠の殺人

あらすじ
猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で判事の娘の婚約者が殺された。

現場にいたのは判事ただ一人。

法の鬼ともいうべき判事自身にふりかかった殺人容疑。
判事は黒なのか白なのか? そこへ登場したのが犯罪捜査の天才といわれる友人のフェル博士。意外な真犯人と、驚くべき真相を描くカーの会心作。

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短編 パリから来た紳士

収録作品:
・パリから来た紳士
・見えぬ手の殺人(フェル博士)
・ことわざ殺人事件(フェル博士)
・とりちがえた問題(フェル博士)
・外交官的な、あまりにも外交官的な
・ウィリアム・ウィルソンの職業
・空部屋
・黒いキャビネット
・奇蹟を解く男

あらすじ
カー短編の精髄を集めたコレクション、本巻にはフェル博士、H・M、マーチ大佐といった名探偵が一堂に会する。
内容も、隠し場所トリック、不可能犯罪、怪奇趣味、ユーモア、歴史興味、エスピオナージュなど多彩をきわめ、カーの全貌を知るうえに必読の一巻。

殊に「パリから来た紳士」は、著者の数ある短編の中でも最高傑作といえよう。

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フェル博士シリーズ15巻
死が二人をわかつまで

あらすじ
「きみの婚約者レスリーは過去に3人の男をつぎつぎと毒殺したのだ」劇作家マーカムにこの恐るべき話を詳しく打ち明けた有名な病理学者は、その翌朝、青酸を注射され、密室のなかで死んでいた。
はたして、これも同様な方法による毒殺なのか?
レスリーは疑われて当然だった。平和な村に渦まく黒いうわさ…
複雑怪奇な謎にいどむフェル博士。密室の謎は解けるのか? カー中期を代表する傑作。

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フェル博士シリーズ16巻
囁く影

あらすじ
パリ郊外の古塔の頂で、土地の富豪が死体で発見される。
警察は自殺としたが、世間は吸血鬼の仕業と噂した。

数年後、事件を調査していた歴史学者の妹が何者かに襲われ、瀕死に陥る。なにかが“囁く”と呟きながら……。

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フェル博士シリーズ17巻
眠れるスフィンクス

あらすじ
長い連隊勤務から帰ってきたホールデンは、以前親しくしていた娘シーリアの姉が死亡したという話を聞いた。

姉の突然の死で、シーリアも精神障害を起こしているらしい。
だが、実際に彼女に会ってみたホールデンは驚いた。

姉は脳出血で死んだのではなく、夫からひどい虐待をうけつづけた末に、毒をあおって自殺したと、シーリアが言い張ったのだ。

それは病んだ心が生んだ誤った事実なのか、それとも冷厳な事実だったのか……愛と憎しみの交錯する人間模様と納骨所に起った奇怪な現象。
名探偵フェル博士が解き明した意外な真相とは? 改訳決定版。

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フェル博士シリーズ18巻
疑惑の影

あらすじ
弁護士バトラーはテイラー夫人殺害の容疑で捕われた娘ジョイスの弁護を引き受けた。

不利な状況から無罪判決を勝ち取るが、今度は夫人の甥が毒殺された。フェル博士とバトラーが突き止めた真相とは? バトラー初登場。

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フェル博士シリーズ19巻
死者のノック

あらすじ
英文学教授ルースベンは呆然と立ち尽くした。
女が胸に短剣を突き立てて死んでいたのだ。

彼がこの女ローズを訪れたのには理由があった。
彼女との仲が原因で妻に逃げられたルースベンに、ローズの家に行くようにという謎の電話があったのだ。

他殺の疑いが濃かったが、現場は厳重に鍵がかかった密室だった─ウィルキー・コリンズが書き残したといわれる筋書きどおりに行われた密室殺人の謎!名探偵フェル博士登場の本格傑作

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フェル博士シリーズ20巻
雷鳴の中でも

あらすじ
雷鳴轟くとき、往年の名女優イブが山荘のテラスから転落死した。
同席していたのは知人の娘だけで、一見したところ事故死であった。 が、17年前、同様の事件が起こっていた!

イブの婚約者の大富豪がテラスから転落死したのだ。
その現場にいたのはイブだけであった。 男は事故死と断定され、彼女は巨額の遺産を相続した。
長い年月をはさみ、奇妙に符合する二つの死─フェル博士はこの謎を解くべく、17年の時の流れに挑む!

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フェル博士シリーズ21巻
悪魔のひじの家

あらすじ
偏屈者の前当主の死後落ち着きを見せていた緑樹館に、新たな遺言状という火種が投げ込まれた。
相続人は孫のニコラスとされ、現当主ペニントンの立場は大きく揺らぐ。

事態の収拾にニコラスが来訪した折も折、ペニントンは一夜にして二度の銃撃を受けて重態に陥る。
犯人は密室状況からいかにして脱出したのか。三度の食事より奇怪な事件を好むフェル博士の眼光が射貫く真相とは?

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フェル博士シリーズ22巻
仮面劇場の殺人

あらすじ
かつて、舞台で俳優が急死するなど不幸の続いた仮面劇場。
そこでいま、新たに結成された劇団が初公演を控えていた。演目は因縁の『ロミオとジュリエット』。

過去との符合に得体の知れぬ不安が漂う初公演前夜、悲劇は起きた。
何者かの放った石弓の矢が、観劇中だった往年の名女優の体を貫いたのだ。フェル博士がアメリカで遭遇した難事件。

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フェル博士シリーズ23巻
月明かりの闇─フェル博士最後の事件

あらすじ
現場に到着したフェル博士の目の前で、死体は広々とした浜辺の真ん中に横たわっていた。
背後から鈍器で殴られたらしく、頭の右側がつぶされている。

濡れた砂には被害者自身の足跡が残るのみ……犯人は宙に浮いた状態で凶器を振るったとでもいうのか? 南部の邸宅で起きた謎めいた殺人事件。
当主一族に伝説として残る百年前の惨劇が現代に再現された!名探偵フェル博士の慧眼が、最後の最後に見抜いた意外な真相とは。

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まとめ

このシリーズは非常に入手しずらくて全部読めているわけではないんですが、結構面白い巻があります。微妙な巻もあるんですが・・・

機会があればぜひご覧になってみてください!