目次 非表示
- 神津恭介シリーズとは
- 神津恭介シリーズの読む順番は?(全19巻/完結済み)
- 神津恭介シリーズ1巻 「刺青殺人事件」
- 神津恭介シリーズ2巻 「呪縛の家」
- 神津恭介シリーズ3巻 「魔弾の射手」
- 神津恭介シリーズ4巻 「わが一高時代の犯罪」
- 神津恭介シリーズ5巻 「白妖鬼」
- 神津恭介シリーズ6巻 「悪魔の嘲笑」
- 神津恭介シリーズ7巻 「人形はなぜ殺される」
- 神津恭介シリーズ8巻 「死を開く扉」
- 神津恭介シリーズ9巻 「成吉思汗の秘密」
- 神津恭介シリーズ10巻 「白魔の歌」
- 神津恭介シリーズ11巻 「火車と死者」
- 神津恭介シリーズ12巻 「死神の座」
- 神津恭介シリーズ13巻 「邪馬台国の秘密」
- 神津恭介シリーズ14巻 「狐の密室」
- 神津恭介シリーズ15巻 「古代天皇の秘密」
- 神津恭介シリーズ16巻 「七福神殺人事件」
- 神津恭介シリーズ平成三部作1 「神津恭介への挑戦」
- 神津恭介シリーズ平成三部作2 「神津恭介の復活」
- 神津恭介シリーズ平成三部作3 「神津恭介の予言」
- 短編集 「神津恭介、密室に挑む 神津恭介傑作セレクション1」
- 短編集 「神津恭介、犯罪の蔭に女あり 神津恭介傑作セレクション2」
- まとめ
神津恭介シリーズとは
「神津恭介シリーズ」とは、著者の高木彬光が描いたミステリー小説シリーズです。
神津恭介は日本三大名探偵の一人で、他には江戸川乱歩の「明智小五郎」、横溝正史の「金田一耕助」がいます。
このシリーズをどれから読んでいいかわからない方は、まず「刺青殺人事件」と「呪縛の家」らへんを読んでみてください。
どれもファンから根強い人気がある作品ばかりです。
今回は「神津恭介シリーズ」をご紹介いたします。
神津恭介シリーズの読む順番は?(全19巻/完結済み)
このシリーズは、順番に読まなくても問題はありません。
ただ、ほとんど絶版になってるので、古本屋か図書館で読んだほうがいいかもしれません。(どうか再版してほしいです)
神津恭介シリーズ(長編)
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | 刺青殺人事件 | 1948 | あらすじ |
2 | 呪縛の家 | 1949 | あらすじ |
3 | 魔弾の射手 | 1950 | あらすじ |
未完 | 地獄の舞姫 | 1950 | – |
4 | わが一高時代の犯罪・輓歌 | 1951 | あらすじ |
5 | 白妖鬼 | 1952 | あらすじ |
6 | 悪魔の嘲笑 | 1955 | あらすじ |
7 | 人形はなぜ殺される | 1955 | あらすじ |
8 | 死を開く扉 | 1957 | あらすじ |
9 | 成吉思汗の秘密 | 1958 | あらすじ |
10 | 白魔の歌 | 1958 | あらすじ |
11 | 火車と死者 | 1959 | あらすじ |
12 | 死神の座 | 1960 | あらすじ |
13 | 邪馬台国の秘密 | 1973 | あらすじ |
14 | 狐の密室 | 1977 | あらすじ |
15 | 古代天皇の秘密 | 1986 | あらすじ |
16 | 七福神殺人事件 | 1987 | あらすじ |
平成三部作1 | 神津恭介への挑戦 | 1991 | あらすじ |
平成三部作2 | 神津恭介の復活 | 1993 | あらすじ |
平成三部作3 | 神津恭介の予言 | 1994 | あらすじ |
神津恭介シリーズ(短編集)
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | 神津恭介、密室に挑む 神津恭介傑作セレクション | 2013 | あらすじ |
2 | 神津恭介、犯罪の蔭に女あり 神津恭介傑作セレクション2 | 2013 | あらすじ |
神津恭介シリーズ1巻
「刺青殺人事件」
あらすじ
野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。
艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。
それは胴体のない密室殺人だった―。謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介が立ち上がる!江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。
神津恭介シリーズ2巻
「呪縛の家」
あらすじ
〈今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし〉
紅霊教教祖の孫娘は、湯槽の中で血まみれとなって殺され、予言は的中する。
だがそれは、呪われた一族に襲い来る悲劇の序章に過ぎなかった……。
教祖を大伯父に持つ旧友の鬼気迫る依頼で、教団本部に出向いた松下研三だったが、ついに神津恭介に救援を求めた。名探偵は、恐るべき凶事の連鎖を止めることができるのか!?
神津恭介シリーズ3巻
「魔弾の射手」
あらすじ
大胆不敵な犯罪予告と共に、歌劇の招待状が、名探偵神津恭介の許に届けられた。送り主は、自らを悪魔の使者と呼ぶ”魔弾の射手”そして、その言葉通り、舞台でカルメンを公演中の水島真理子が「魔弾の射手」の一言を残し、失神した。客席に、その姿を見出したのだろうか。
しかも、この事件を幕開けにして、殺人事件が連続して起こっていった。
血に飢えた殺人鬼・魔弾の射手とは何者か。その恐るべき魔手は、ついに神津恭介の上にまで及んできた。
神津恭介シリーズ4巻
「わが一高時代の犯罪」
あらすじ
一高の歴史の中で、これほど奇妙な人間消失事件もないだろう。
ある日、本館正面の時計台の中で、一人の学生が忽然と姿を消した。
事件には忌まわしい悪魔の影がつきまとっていた。一高生に扮した無気味な男の姿と、一高を憎み呪っていた女の謎。
そして事件は悲劇的な結末を迎える――。本格推理白眉である表題作のほか、その続編ともいえる「輓歌」も収録。
神津恭介シリーズ5巻
「白妖鬼」
あらすじ
銀座の路地にある酒場で、男がトランプ占いをしていた。男は弁護士の三浦に、奇怪な殺人事件が起こると予言した。
数日後、三浦は毒殺された。三浦には『白妖鬼』と名乗る人物から脅迫状が届いていたのだ。
そして、今度は同じ酒場に来ていた新劇女優が、バラバラ死体で発見された。
二つの事件には黒い毛皮の女と、地下に潜った共産主義者が見え隠れしていた。事件を追っていた東洋新聞は、遂に探偵・神津恭介の出馬を願った。
神津は「乳房のない胸」が第3の事件の鍵を握っている、と謎めいた事をいうのだが…名探偵・神津恭介。本格ミステリー長編。
神津恭介シリーズ6巻
「悪魔の嘲笑」
あらすじ
弁護士と自称する一人の男が、東洋新聞の編集部に特ダネを持ち込んできた。だが記者が応対に出てみると、男は突然苦しみ出し死んでしまった。毒を飲んだらしいのだ。
しかも絶命する寸前、男は既に死刑判決を受けている殺人犯は白だ、と叫んで。四年前、世にも奇怪な物語と世間を騒がせた「美宝堂事件」が、今よみがえるのか。
混乱する捜査陣をあざ笑うかのようにもう一件殺人が─。
神津恭介シリーズ7巻
「人形はなぜ殺される」
あらすじ
衆人環視の中で、施錠されたガラス箱から突如消えた“人形の首”。
その直後の殺人現場には、無残な首なし死体と、消えたはずの人形の首が転がっていた。それは名探偵・神津恭介への挑戦状なのか……。
大胆不敵にも、殺人を犯す前に必ず残酷な人形劇で殺人を予告する、その悪魔の正体は!? 復讐に燃える犯人の陰惨な罠。神津恭介が奇怪な謎に挑む、本格推理の名作。
神津恭介シリーズ8巻
「死を開く扉」
あらすじ
─何十億という金塊やダイヤが隠匿されているという噂のある福井県小浜に、戦地帰りの奇妙な男がいた。
四次元の世界の幻にとりつかれ、二階の部屋の壁をぶち抜いて何もないところに扉を取り付けた一種の変人だった。この男が、中から鍵のかかったその部屋で、額を至近距離から撃たれ血に染まって死亡していた。折りしも、この近くの友人宅に泊っていた松下研三は、友人の蔵書の表紙裏に〈蛇の呪い、彼にあれ!〉という奇妙な文字を目撃、この密室殺人事件のミステリーに巻き込まれた。
神津恭介シリーズ9巻
「成吉思汗の秘密」
あらすじ
兄・頼朝に追われ、あっけなく非業の死を遂げた、源義経。一方、成人し、出世するまでの生い立ちは謎に満ちた大陸の英雄・成吉思汗。
病床の神津恭介が、義経=成吉思汗という大胆な仮説を証明するべく、一人二役の大トリックに挑む、歴史推理小説の傑作。
本編にまつわるエッセイの他、短編「ロンドン塔の判官」を併せて収録。
神津恭介シリーズ10巻
「白魔の歌」
あらすじ
聖職といわれる牧師が犯した忌まわしい犯罪”と世間を騒がせた白魔事件も犯人の獄内自殺で終止符が打たれ、人々の記憶からも、忘れ去られようとしていた。
ところが今、当時事件を担当して鬼警部といわれた鶴巻俊之輔をめぐって、不気味な殺人が相ついで起こったのだ。犯人は白魔事件の関係者なのか?
恐怖に怯える俊之輔は、名探偵神津恭介に助けを求めた。 だが、神津恭介の出現によって、事件は意外な方向へと発展していった。
神津恭介シリーズ11巻
「火車と死者」
あらすじ
鴉と猫と狐が集まり、死者を人形のようにあやつり動かす─熊本地方に古くから伝えられる「火車伝説」という。
この不気味な伝説が現代によみがえり、奇怪な事件を起こし始めた。まず、鴉を飼う男が、突然失踪した。しかも、十数羽の鴉がたかる、その庭の一隅から、女の片腕が発見されたのだ。つづいて、猫にからんだ出来事が─。
神津恭介シリーズ12巻
「死神の座」
あらすじ
「軽井沢で不気味な殺人が……」星占いの予言どおり、エリートの集う高級ホテルを舞台に、財閥令嬢の花婿候補の若者たちが次々と殺されていく……。
しかもみな、無残に顔を潰されて……。“死神の座”として恐れられる蠍座の祟りか?
その裏に隠された不吉な暗号とは!? 十二の星座をちりばめた暗号詩を手がかりに、名探偵・神津恭介が事件の謎に迫る。
神津恭介シリーズ13巻
「邪馬台国の秘密」
あらすじ
邪馬台国はどこにあったか? 君臨した女王・卑弥呼とは何者か?
この日本史最大の謎に、入院加療中の名探偵・神津恭介と友人の推理作家・松下研三が挑戦する。
一切の詭弁、妥協を許さず、二人が辿りつく「真の邪馬台国」とは?
発表当時、様々な論争を巻き起こした歴史推理の一大野心作。論拠を示したエッセイを併せて収録。
神津恭介シリーズ14巻
「狐の密室」
あらすじ
私立探偵大前田英策は、ある財閥の当主から、息子の結婚問題について調査を依頼された。 相手は龍良教の尼僧だが、彼女は依頼主の隠し子かもしれないし、この縁談に関して脅迫状が送られてきたというのだ。しかも、信者をよそおい、教団本部に潜入した英策の目前で、第一の殺人が起こったのだ。
被害者は、御堂の中で祈祷中の教祖。そのうえ、周囲に降り積もった雪には、足跡一つなかった。完全な「雪の密室」になっていたのだ。
英策は、あの神津恭介に助けを求めた─。
神津恭介シリーズ15巻
「古代天皇の秘密」
あらすじ
名探偵・神津恭介がバイクにはねられ入院した。
病床を見舞ったよきパートナー松下研三は、療養中の恭介の退屈しのぎに、ひとつの提案をした。
「成吉思汗の秘密」「邪馬台国の秘密」に続き、もう一度ベッドディテクティブを試みてはどうかというのだ。
日本古代史の大きな謎、神武天皇は実在したか、ヤマト朝廷の統一は何を意味しているのか…厚いベールに閉ざされた日本の成立を推理しようというものだ。
恭介の名推理は果たして歴史の闇に光を当てることが出来るだろうか!?
神津恭介シリーズ16巻
「七福神殺人事件」
あらすじ
傷ようやく癒えた神津恭介のもとに「七福神を殺す」という脅迫文が届く。
そして次々と殺人が…。脅迫と連続殺人、神津恭介最後にして最大の難事件。犯人の狙いはなにか?
神津恭介シリーズ平成三部作1
「神津恭介への挑戦」
あらすじ
ある輪姦事件に関与した男たちを次々襲う見えざる殺人者の手。東洋新聞記者山下は、山手線内で突然青酸死した男と同じ車輌に乗合わせたことから、新人記者として配属された社長令嬢の香織と共にこの事件を追う。
死体消失、密室殺人と、不可能としか思えぬ謎また謎の連続に、社会部長の真鍋は先輩松下研三を拝み倒して、神津恭介の出馬を墾請する。あたかも何者からか神津への挑戦状が届いて…。
神津恭介シリーズ平成三部作2
「神津恭介の復活」
あらすじ
東洋新聞社会部記者・清水香織は、大学時代の友人・鈴木裕美の結婚式に出席していた。
新郎の河島幸一は、資産数百億といわれる大財閥の跡とりである。
華やかに式が進むなか、香織たちの目の前で幸一が弟の悟に刺殺された。
次々と河島家を襲う惨劇は、二転、三転、意外な方向へ…。お嬢さま記者・香織の熱意にほだされて再び重い腰をあげた神津恭介の活躍。
神津恭介シリーズ平成三部作3
「神津恭介の予言」
あらすじ
本格派巨匠高木彬光長編最新作。
なにもない空から瀕死の女性が降って来た。あり得るはずのない不可能犯罪がなぜ成立したのか。清水香織は神津に出馬を依頼するが…。
短編集 「神津恭介、密室に挑む 神津恭介傑作セレクション1」
収録作品:
白雪姫
月世界の女
鏡の部屋
黄金の刃
影なき女
妖婦の宿
あらすじ
眉目秀麗(びもくしゅうれい)、頭脳明晰、白面の貴公子。
輝かしい形容に彩られた名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。彼が挑むのは密室トリックの数々。鍵の掛かった部屋の外に残された犯人の足跡、四次元からの殺人を予告する男……。
不可解極まる無数の謎を鋭い推理でクールに解き明かす!
短編集 「神津恭介、犯罪の蔭に女あり 神津恭介傑作セレクション2」
収録作品:
死美人劇場
嘘つき娘
青髯の妻
女の手
ヴィナスの棺
血塗られた薔薇
あらすじ
貴公子然とした容姿端麗の名探偵、神津恭介(かみづきょうすけ)。
世間にも名高き彼の下(もと)に、事件は絶えず舞い込む。
荒廃した劇場で偶然見つけた女性の死体、自分自身の遺骸の探索を請う女……。謎めいた犯罪の蔭に女たちの姿を垣間見た時、思慮深き神津の瞳は静かに憂愁(ゆうしゅう)をたたえる。
まとめ
個人的にはまだ1・2巻しか読めていないのですが、神津恭介は頭がキレッキレな名探偵なので読んでいて、かなり面白かったです。
新装版が少なく絶版が多い非常に残念なシリーズではありますが、ミステリー好きなら押さえておきたいシリーズの一つです。
ぜひご興味あれば読んでみてください!