今回は横溝正史について紹介するよ!彼が書いた作品は陰惨な雰囲気が多いんだけど、面白くて読んじゃうんだよね〜
横溝正史(よこみぞ せいし)とは
横溝正史(よこみぞ せいし)とは、1902年〜1981年の日本ミステリー作家です。
彼の代表作として「金田一耕助シリーズ」が上げられ、「犬神家の一族」や「八つ墓村」などの作品は何度も映像化されるほどの人気作品です。
作風としてはかなり陰惨な雰囲気で、少し耽美な描写もありながらも思わず物語にのめり込んでしまいます。
個人的な感想としては、江戸川乱歩と少し雰囲気が似てるなと思いました。
今回は横溝正史の作品やシリーズなどまとめてご紹介いたします。
ちなみに、横溝作品のおすすめは以下でまとめています。合わせて御覧ください。
金田一耕助シリーズ(横溝正史)のおすすめ人気ランキング10選|読むのが止まらない名作
横溝正史作品が無料で読める?
ちなみに横溝正史作品が、角川が運営する「BOOK☆WALKER」で読み放題になっております。
今回挙げた作品は、ほとんど読み放題に入っています。
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横溝正史作の名探偵と人気シリーズ
①金田一耕助
金田一耕助の初登場は、1946年の「本陣殺人事件」です。
もじゃもじゃの鳥頭に痩身で、人懐っこい顔をしている至って平凡な男です。ですが、事件に関わると急に性格と雰囲気が変わり、悩むと頭をがしがしとかき回す癖があります。
推理方法は基本的に人物像や状況証拠などを論理的に思考し、最終的に判断します。
そしてかなりのヘビースモーカーで、一時は麻薬にハマっていた時もあります。(シャーロックホームズのような設定です)
金田一耕助シリーズについては以下でご紹介しています。どの作品も面白いので、ぜひ読んでみてください。
【決定版】金田一耕助シリーズ(横溝正史)の読む順番一覧|古谷一行のドラマ情報まとめ
②由利麟太郎・三津木俊助
由利麟太郎は元警視庁捜査課長で、三津木俊助は記者です。
この二人がホームズ&ワトソンとして、難事件を解決していきます。
作品によっては二人一緒に登場していないものもありますが、基本的に三津木が由利先生の事務所に行って、事件を依頼します。
由利麟太郎・三津木俊助シリーズについては以下でご紹介していますので、ご興味ある方はご覧ください。
由利先生・三津木俊助シリーズ(横溝正史)の読む順番は?|全31作品ご紹介
横溝正史の全作品一覧(91作品)
こちらは、現在絶版本を含めた横溝正史の作品を出版順にまとめています。
気になる作品があればぜひチェックしてみてください!
横溝正史の作品一覧(長編)
No. | タイトル | 出版年 | シリーズ |
---|---|---|---|
1 | 芙蓉屋敷の秘密 | 1930 | – |
2 | 塙侯爵一家 | 1932 | – |
3 | 呪いの塔 | 1932 | – |
4 | 真珠郎 | 1936 | 由利先生のみ |
5 | 夜光虫 | 1936 | 由利・三津木 |
6 | 幻の女 | 1936 | 由利・三津木 |
7 | 幽霊鉄仮面 | 1937 | 御子柴進 |
8 | 双仮面 (由利先生と等々力警部が登場) | 1938 | 由利・等々力 |
9 | 仮面劇場 | 1938 | 由利・三津木 |
10 | 髑髏検校 | 1939 | – |
11 | 蝶々殺人事件 | 1946 | 由利・三津木 |
12 | 本陣殺人事件 | 1946 | 金田一1 |
13 | 獄門島 | 1947 | 金田一2 |
14 | 夜歩く | 1948 | 金田一3 |
15 | 怪獣男爵 | 1948 | – |
16 | 八つ墓村 | 1949 | 金田一4 |
17 | 死仮面 | 1949 | 金田一5 |
18 | 女が見ていた | 1949 | – |
19 | 夜光怪人 | 1949 | 御子柴進 |
20 | 犬神家の一族 | 1951 | 金田一6 |
21 | 女王蜂 | 1951 | 金田一7 |
22 | 悪魔が来りて笛を吹く | 1951 | 金田一8 |
23 | 不死蝶 | 1953 | 金田一9 |
24 | 真珠塔・獣人魔島 | 1953 | 三津木 |
25 | 青髪鬼 | 1953 | 三津木 |
26 | 白蝋仮面 | 1953 | 三津木 |
27 | 幽霊男 | 1954 | 金田一10 |
28 | 蝋面博士 | 1954 | 三津木 |
29 | 迷路の花嫁 | 1955 | 金田一11 |
30 | 三つ首塔 | 1955 | 金田一12 |
31 | 吸血蛾 | 1955 | 金田一13 |
32 | 幽霊鉄仮面 | 1955 | 三津木 |
33 | 毒の矢 | 1956 | 金田一14 |
34 | 死神の矢 | 1956 | 金田一15 |
35 | 魔女の暦 | 1956 | 金田一16 |
36 | 風船魔人・黄金魔人 | 1956 | 三津木 |
37 | 迷路荘の惨劇 | 1957 | 金田一17 |
38 | 悪魔の手毬唄 | 1957 | 金田一18 |
39 | 壺中美人 | 1957 | 金田一19 |
40 | 支那扇の女 | 1957 | 金田一20 |
41 | 蜘蛛の巣屋敷 | 1957 | お役者文七1 |
42 | 扉の影の女 | 1958 | 金田一21 |
43 | 悪魔の降誕祭 | 1958 | 金田一22 |
44 | スペードの女王 | 1958 | 金田一23 |
45 | 悪魔の寵児 | 1958 | 金田一24 |
46 | まぼろしの怪人 | 1958 | 三津木 |
47 | 比丘尼御殿 | 1959 | お役者文七2 |
48 | 花の通り魔 | 1959 | お役者文七3 |
49 | 謎の紅蝙蝠 | 1959 | お役者文七4 |
50 | 姿なき怪人 | 1959 | 三津木 |
51 | 白と黒 | 1960 | 金田一25 |
52 | 怪盗X・Y・Z | 1960 | 三津木 |
53 | 悪魔の百唇譜 | 1962 | 金田一26 |
54 | 夜の黒豹(青蜥蜴) | 1963 | 金田一27 |
55 | 仮面舞踏会 | 1974 | 金田一28 |
56 | 悪霊島(上下巻) | 1978 | 金田一29 |
57 | 病院坂の首縊りの家(最後の事件) 上下巻 | 1975 | 金田一30 |
58 | 菊水兵談 | 2003 | – |
59 | 不知火奉行 | 2003 | – |
60 | 変化獅子 | 2003 | – |
横溝正史の作品一覧(短編集)
No. | タイトル | 出版年 | シリーズ |
---|---|---|---|
1 | 奇傑左一平 | 1939 | 奇傑左一平 |
2 | 幽霊座 | 1973 | 金田一 |
3 | 蔵の中・鬼火 | 1975 | – |
4 | 花髑髏 | 1976 | 由利 |
5 | 悪魔の設計図 | 1976 | 由利・三津木 |
6 | 貸しボート十三号 | 1976 | 金田一 |
7 | 華やかな野獣 | 1976 | 金田一 |
8 | 殺人鬼 | 1976 | 金田一 |
9 | 首 | 1976 | 金田一 |
10 | 憑かれた女 | 1977 | 由利・三津木 |
11 | 恐ろしき四月馬鹿 | 1977 | – |
12 | 山名耕作の不思議な生活 | 1977 | – |
13 | 刺青された男 | 1977 | – |
14 | ペルシャ猫を抱く女 | 1977 | – |
15 | 悪魔の家 | 1978 | 由利・三津木 |
16 | 青い外套を着た女 | 1978 | 金田一 |
17 | 誘蛾燈 | 1978 | – |
18 | 殺人暦 | 1978 | – |
19 | 金田一耕助の冒険1 | 1979 | 金田一 |
20 | 金田一耕助の冒険2 | 1979 | 金田一 |
21 | 七つの仮面 | 1979 | 金田一 |
22 | 血蝙蝠 | 1981 | 由利・三津木 |
23 | 空蝉処女 | 1983 | 金田一 |
24 | 双生児は囁く | 1999 | – |
25 | 喘ぎ泣く死美人 | 2000 | – |
26 | 江戸の陰獣 | 2003 | お役者文七 |
27 | 江戸の陰獣 | 2004 | – |
28 | 聖女の首 | 2004 | – |
29 | 横溝正史探偵小説選1 | 2008 | – |
30 | 横溝正史探偵小説選2 | 2008 | – |
31 | 横溝正史探偵小説選3 | 2008 | – |
32 | 菊水兵談 | 2023 | – |
33 | 菊水江戸日記 | 2023 | – |
34 | 矢柄頓兵衛戦場噺 | 2023 | – |
35 | 名月一夜狂言 人形佐七捕物帳ミステリ傑作選 | 2023 | – |
まとめ
横溝作品は怖いもの見たさ、みたいな気分を味わう作品です。表紙もだいぶ怖いので、子供の頃に読んでいたら少しトラウマになったかもしれません。
でもなぜか不思議な魅力があり、思わず読んでしまう作品です。金田一シリーズの初期作品なんかは特に面白いです。八つ墓村は怖すぎますが。
古い作品ですが、これからも読み続けられればいいなと思います。