今回は宮部みゆきの大人気「ぼんくらシリーズ」の読む順番をご紹介!”ぼんくら”と呼ばれる主人公が事件を解決していくシリーズだよ!めっちゃ面白いよ!
ぼんくらシリーズとは
ぼんくらシリーズとは、著者の宮部みゆきによって書かれた、ぼんくら同心である井筒平四郎が主人公の時代ものミステリー小説です。
非常に面白いシリーズで、時代ものが好きな方には超おすすめします。
ここまで人間の深層心理がリアルに描けるのは宮部さんくらいしかいないと、個人的には思ってます。
今回はぼんくらシリーズをご紹介していきます。
ぼんくらシリーズの読む順番は?
このシリーズは、順番に読んでほしいです。
キャラクターたちの関係性も面白い要素の一つなので、ぜひ全部読んでみてください!
ちなみにぼんくらシリーズのキャラクターは、以下の「きたきた捕物帖シリーズ」でも登場します。こちらのシリーズがぼんくらシリーズより未来になります。
きたきた捕物帖シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|ぼんくらファンは必読!
ぼんくらシリーズの読む順番一覧
No. | タイトル | 出版年 | あらすじ |
---|---|---|---|
1 | ぼんくら(上) | 2000 | あらすじ |
1 | ぼんくら(下) | 2000 | あらすじ |
2 | 日暮らし(上) | 2004 | あらすじ |
2 | 日暮らし(下) | 2004 | あらすじ |
3 | おまえさん(上) | 2011 | あらすじ |
3 | おまえさん(下) | 2011 | あらすじ |
ぼんくらシリーズ①
「ぼんくら」
主人公の、町方役人の井筒平四郎(ぼんくらな人)と鉄瓶長屋で起こる大事件の話です。
きっかけは、八百屋の息子が殺され後に長屋の差配人(管理人みたいな人)が失踪し、立て続けに他の家族も失踪してしまいます。
少しずつ明かされていく事実が非常に面白くて、のめり込んで読んでしまうこと間違いないです。
伏線回収がうまいのが、宮部さんの素晴らしいところです。
あらすじ
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」――江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。
その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。
ぼんくらシリーズ②
「日暮らし」
こちらも上下巻の作品になります。
佐吉の母、葵殺しの下手人を探すため、平四郎と弓之助は調査に乗り出します。
上巻では連作短編が4つ入っていますが、下巻ではその短編全ての伏線を回収して事件の真相が解き明かされます。
本当の事件解決とは何か。人間が織りなす日常がとても面白いのでおすすめです。
あらすじ
十八年前に生き別れた母と子。聞きたいことは山ほどあった。それなのに。佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は実の母、葵だという。生き別れた親子に何があったのか。
「この世のことを一人で全部背負(しょ)い込むわけにはいかないんだよ」。
辛くても悲しくても決して消えてなくならない遺恨と嘘。本所深川の同心、平四郎と超美形の甥っ子、弓之助は真実を探り始める。
ぼんくらシリーズ③
「おまえさん」
個人的に一番お気に入りの巻かもしれません。全部面白いのは間違いないのですが。
今回は新薬「王疹膏(おうしんこう)」をめぐって殺人事件が起きます。
今作は今までの話以上に、人間の奥深い心情までを宮部さんが書いていて、読んでいて辛い部分もありますがとても面白いです。
ミステリーというより人情物語のほうが強い作品です。
あらすじ
痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。
検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。
まとめ
このシリーズはめちゃくちゃ好きなんですが、続きが一向に出ません。
絶対にこのシリーズは終わってない!と思い込んではいるのですが、最後の巻が出てから10年も経っています。
本当にもう終わりなんでしょうか。また”ぼんくら”な平四郎とかわいい弓之助のタッグが読みたいものです。
宮部さんどうか続きをよろしくお願いします(平伏)
宮部みゆきのその他おすすめシリーズ
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【最初の一冊】宮部みゆきの時代小説でおすすめの読む順番をご紹介!
霊験お初捕物控シリーズ
江戸時代後期を舞台に、主人公の霊が視えるお初が探偵として、様々な怪奇現象を解決していきます。
時代小説、ぼんくらシリーズが好きな方は絶対好きです。
霊験お初捕物控シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|霊が視える町娘の事件帖
きたきた捕物帖シリーズ
主人公の”北一”がメインとして事件を調査し、裏で助っ人の男”喜多次”が活躍する、タッグものです!
ぼんくらシリーズの未来の物語で、こちらもキャラクターがリンクしています。
きたきた捕物帖シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|ぼんくらファンは必読!
三島屋変調百物語シリーズ
主人公のおちかが聞き手となり、いろんな人が心の奥底にしまっておいた怖い話や不思議な話を語っていく物語です。
著者の宮部さんは100話紡ぎたいそうですが、果たして完結まで何年かかるのか楽しみです(できれば未来永劫お願いします!)
【最新版】三島屋変調百物語シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|未完結の大人気ホラーシリーズ
杉村三郎シリーズ
こちらも現代もので、サラリーマンである杉村が数々の事件に遭遇し、解決していくミステリー小説です。
ドラマ化されるほどの人気シリーズで、ぜひまだ読んでない方にはおすすめしたい作品です!
杉村三郎シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|あらすじ・ドラマ情報をご紹介
元警察犬マサシリーズ
こちらは現代もののシリーズで、警察犬”マサ”が語り部となって事件を追っていく物語です。
全2巻でそこまで長くないので、お手軽に読めると思います!
元警察犬マサシリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|全2巻/完結済み
親友”島崎君”シリーズ
こちらも現代もので、主人公の僕、将棋部のエースで親友の島崎と二人でタッグを組んで、事件を調査していく物語です。
親友”島崎君”シリーズ(宮部みゆき)の読む順番一覧|全2巻/完結済み
ドリームバスターシリーズ
こちらはファンタジーシリーズで、夢の中に逃げた凶悪犯を追う”ドリームバスター”たちの物語です。
未完結でしばらく経ってる作品ですが、面白さは間違いないです。